英国王立音楽院は、2002年7月3日、
エルトン・ジョンに名誉博士号を与えた。
エルトン・ジョンは11歳の時に同音楽院の奨学生として選ばれ、週に1度ピアノを学んだが、卒業することなくドロップ・アウトしてしまった。
関係者によれば、当時のエルトンは神童と呼ぶにふさわしい才能を見せていたという。
それから約40年後に行われた今回の式典は、エルトンのこれまでの音楽的業績を称え、卒業を認め「ドクター」のを与えたもの。彼は母親と共に式典に表われ、大喜びだった。
180年の歴史を持つ同学院が名誉博士号を授与するのはこれで2例目。最初は、ロンドン交響楽団の主席指揮者、サー・コリン・デイビス。
英国王室と英国政府は、これまで
エルトン・ジョンや
ミック・ジャガーらに名誉の称号を与え、イギリスの「顔」として様々な公式の場に登場させており、ロック・カルチャーをどのようにとり込むか腐心している姿がここに垣間見ることができる。
写真は
エルトン・ジョンの
『Big Picture』。