■George Martin
1926/01/03、ロンドンに生まれる。ザ・ビートルズの5人目のメンバーとも言われた名プロデューサー。
Guildhall School of Musicでクラシックを学び、1950年にEMIのA&Rマンに雇われる。55年頃には、EMI参加のパーロフォンでジャズからスキッフル・バンドなどあらゆるジャンルのプロデュースを手がける存在に。当時の彼は、特にピーター・セラーズなどのコメディ作品のプロデューサーとして認められていた。
62年、ビートルズとの付き合いが始まる。デビュー曲「ラブ・ミー・ドゥ」をスタートとして、歴史的なアルバム『サージェント・ペッパーズ・ハーツ・クラブ・バンド』ほか、「もう一人のビートル」として4人を支えた。
1963年には、1年のうち37週間も彼のプロデュース作品群が1位を獲得するほどヒットの連続。64年には、ビートルズの作品をオーケストラ化した『Off the Beatle Path』を発表する。
ビートルズとは彼らのラスト・アルバムとなる『アビー・ロード』まで関係が続いた。
その後もリンゴ・スター、ポール・マッカートニーのウィングス、ジェフ・ベックなど、数多くのミュージシャンの作品を手がけてきた。
96年、「ナイト」の称号を授与される。
97年、ダイアナ妃を追悼したエルトン・ジョンの「キャンドル・イン・ザ・ウィンド97」が、マーティンにとってはイギリスにおける30曲目のチャート1位作品となった。