ライ・クーダーのプロデュースによって組織され、世界的なキューバ音楽ブームを巻き起こしたプロジェクト「
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」から、象徴的な存在だった
コンパイ・セグンド(写真)と、同じく歌手のエリアデス・オチョアが脱退することになった。
2001年6月16日、ブエナ・ビスタのスター・シンガーの一人であるオマーラ・ポルトゥオンドが明らかにしたもので、二人は独自の活動を行ない、ソシアル・クラブはイブラヒム・フェレール(ボーカル)、ルベーン・ゴンサーレス(ピアノ)、カチャイート・ロペス(ベース)らが中心になって活動を続けるという。
この「分裂」は、すでにバラ売り状態だったこれまでのCD制作やコンサートの在りかたからすれば、予想がついていたこと。日本でも大きな話題となったプロジェクトが変革期を迎えることとなった。