8月6日にロスの自宅で亡くなったリック・ジェイムズさんの告別式が、友人のチャカ・カーンや、
モータウン・レコードの創立者であるベリー・ゴーディ・ジュニアらをゲストに迎えて、同月11日に行なわれた。
式場には約1200人の参列者が集まり往年の
ファンク・スターを偲んだ。
本名ジェイムズ・ジョンソン。1948年の生まれ。無名時代はニール・ヤングたちのバックをつけたこともあった(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの『デジャヴ』など)。78年、
モータウンからソロ・デビューし一気にスターダムにのし上がる。
81年のアルバム『ストリート・ソングス』と、同アルバムに収録された「スーパー・フリーク」がその頂点をなし、彼の大活躍は傾きかけていた
モータウンを一人で救ったとすら言われている。
しかしその後、薬物に溺れ、90年代には身辺のゴタゴタ、裁判、投獄と、揉め事ばかりがニュースとなり、80年代の名声は急速に忘れられてしまった。
彼の死因は検死によっても特定されていない。
なお彼の故郷であるバッファロー(ニューヨーク)での告別式は14日に行なわれ、その後、荼毘にふされる。
(写真はアルバム『Ultimate Collection』)。
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