ニュー・アルバムの発売が迫った
エミネムが、また訴えられた。
今回はフランスのジャズ・ピアニスト、ジャック・ルーシェが自分の作品をコピーされたというもので、損害賠償金額1000万ドルの訴訟である(2002年3月29日)。
ルーシェは、
エミネムの大ヒット「キル・ユー」のバック・トラックが、自分の「Pulsion」と酷似しているとし、
エミネム、彼が所属する
インタースコープ、その親会社(Vivendi Universal)に対して、同曲の放送禁止、アルバムの発売の停止、市場に出回っているアルバムの廃棄処分などを求ると同時に、損害賠償請求を起こした。
ジャック・ルーシェは、50年代に、バッハをジャズ的に演奏する「プレイ・バッハ・トリオ」で広く人気を得た人物として知られ、その後もクラシックとジャズの橋渡しをするような同様の企画アルバムを何枚も出している人物である。
写真は、
エミネムの「キル・ユー」が入った『ザ・マーシャル・マザーズLP+スペシャル・エディション(LIMITED EDITION)』。