ミッシー・エリオットの「Get Ur Freak On」を使ったデビュー・シングル「アグリー」(2001年)で人気を伸ばしている白人ラッパー、ババ・スパークスのコンサートで、3名の男性が次々に暴漢に襲われるという事件が発生した(2002年3月6日)。
会場となったのはジョージア州アテネにあるAthens Music Factoryで、同地区を拠点とするラッパーのマネージャーEric Diamond McAnallyらが、割ったビンやインク・ペンなどで刺された。
危機的な状態にあるマクナリー・マネージャー(白人)は、黒人の女性を連れてクラブにいたため、事件が発生の前から周囲から嫌がらせを受けており、その後に割ったビンで襲われた。事件の犯人たちは地域のギャング団であるともいわれ、その背景には人種的な軋轢も指摘されている。
ほかの2名の男性も同様のやり方で腹や腕を刺され、病院へ送られた。
当夜は「Bubba Sparxxx' Birthday Bash」というババのコンサートだったが、
エミネムに続く白人ハードコア・ラッパーとして注目されているババだけに、デビュー当初からとんだ注目のされ方となった。