現在ニューヨークに住む世界的ロック・スター、
デイビッド・ボウイー(写真)も、2001年9月11日、
世界貿易センタービルほかで起こった米・同時多発テロに対して深刻な、そしてとても美しい文章を寄せている。
以下は、彼の公式ホームページに記載されたメッセージから(2001年9月12日付)。彼の動揺と衝撃が文面のいたるところから感じることができる(冒頭部からの引用)。
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あなた方みんなと同じように、私も、この過ぎ去った24時間の恐怖に対して何の準備もしてはいなかった。私が生きているうちに、こんなことを目撃するであろうとこなど考えもしなかった。私たちの世界は同じではなくなるだろう。この街に住んでいるわずかな人たちを除けば、道はもぬけの殻のようなダウンタウン----彼らは夢を見ているかのように、日々の生を営み、犬を散歩させ、仕事にでかけ、街を歩き---。彼も彼女も、みんなが、見えざる霊的な信号に気づき、振り向き、首を伸ばし、空のあの場所を見つめるのだ。24時間前、山のように高くそびえ立っていた2棟のタワーの頂きがあった、あの空の。今日、日の出は早かった。視界を、さえぎるものもなく。
David B
David Bowieのホームページ:
http://www.davidbowie.com/