「ホワッド・アイ・セイ」ほかのヒットにより、R&B〜ソウルの土台を築いてきた
レイ・チャールズの伝記フィルムが作られることにった。
タイトルは『Unchain My Heart: The Ray Charles Story』。制作を行なうクルセイダー・エンタテインメントによれば、2001年の秋から撮影に入る。緑内障によって7歳で失明し、16歳から麻薬に溺れたことなど、彼の歴史の影の部分にも焦点が当てられるという。
レイ・チャールズ(本名、Ray Charles Robinson)は、1930年9月23日、ジョージア州アルバニーに生まれている。ジャッキー・ウィルソンやサム・クックと並ぶ、ソウル時代の草分け的な大物であり、長く第一線で活躍してきた。1940年代から50年代の半ばにかけては、ナット・キング・コールのようなバラード・タイプから泥臭いブルースまで幅広く手がけていたが、55年にアトランティックから「アイ・ガット・ア・ウーマン」でヒットを飛ばす頃にはゴルペルをルーツにしたスタイルに狙いを絞り、新時代を切り広げる大きな存在となった。(写真は、『The Best of Ray Charles 』)。