アメリカの高名なロック・シンガーの中で反ブッシュの姿勢を明確にしている一人、パティ・スミスが、レバノンの虐殺の地「カナ」をテーマとした歌「QANA」を完成させ、このほど彼女のサイトを通して発表された。
カナはイスラエル軍の爆撃によって子どもを含む多数の民間人が殺された村。
パティ・スミスは、新作と一緒に発表した同名の短文で、「カナはキリストによる最初の奇跡が起こった場所とされている。水がワインに変わった。今や、カナにワインなど流れてはいない。血だけ。血だけが。」と書き、ブッシュ政権、イスラエル、そしてそれを実質支援している(自分もその一人である)アメリカ国民に対しても強い批判を加えている。
ギター一本の伴奏で歌われる「QANA」、ぜひ聴いてほしい(歌詞も付いている)。
なお「QANA」は、フリー・ダウンロードできる。
(情報提供:非戦音楽人会議)
「QANA」:
http://www.pattismith.net/news.html
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『トランピン/パティ・スミス』
(
同時多発テロやブッシュ政権の横暴を下敷にした作品)