2001年4月15日、第1期パンク・ブームの火付け役として大活躍した
ラモーンズのリード・ボーカリスト、ジョーイ・ラモーンが亡くなった。死因はリンパ腺ガン。48歳。彼は適切な治療を受けないでいたという。
長身で独特のステージで知られたジョーイの本名は、ジェフリー・ハイマン。1952年5月19日に、ニューヨークのクィーンズに生まれた。1974年、ジョニー、ディー・ディー、トミーの4人で
ラモーンズを結成した。ジョーイは、もとももとはドラムを担当していた。
ラモーンズはパティ・スミスやトーキング・ヘッズらも出演したニューヨークのクラブ、CBGB'sで大人気を取り、75年にパンク・バンドとして最初にレコード契約したバンドとなった。スタジオ技術や、かけた金額の多少ではなく、自分の表現を自分自身が行なうという彼らのスタンスは、そのエネルギー溢れる簡素な演奏にはっきりと打ち出され、肥満化していた当時のロック界に衝撃を与えることになった。(写真はデビュー盤の
『Ramones』)。