90年代に「メキシコのマドンナ」とまで言われ、セクシー・シンガーとして人気があった
グロリア・トレビが、ブラジルで再び刑務所に入れられることになった(2002年8月7日付)。
グロリア・トレビやそのマネージャー、振り付け師らは、未成年に対する誘拐、性的虐待等でメキシコから国際手配され、2000年1月にブラジルのリオで逮捕された。2002年7月25日、ブラジルの裁判所は、トレビと、彼女が逮捕後に産んだ生後5ヶ月の息子、そして振り付け師のマリア・R・ポルティージョを自宅監禁することを命じ、刑務所から修道院へ移した。
しかし8月6日になって、裁判所は上記の判断はメキシコとブラジル間で結んだ強制送還に関する合意に則さないとして決定をくつがえした。これにより、トレビたちは、再び監獄へ戻されることになった。
トレビらは、ブラジルで逮捕された後、本国に強制送還されれば命が危ないなどと主張し、なんとか現在まで送還されないで済んでいる。特に、刑務所でトレビが警察高官にレイプされ妊娠したという事件は、世界的な話題となったが、DNA検査の結果、彼女のマネージャーが(送還逃れのために)産ませた子どもと判明した。
これからトレビ側が、どのような行動にでるか、注目されている。