ポップ・クラシックのスター、
シャルロット・チャーチの発言が、ニューヨークの世界貿易センター跡地で整理作業をする消防士やボランティアらの間で問題視されている。
チャーチは、新作『
エンチャントメント』のプロモーションのために英紙『ロンドン・サンデイ・タイムス』のインタビューに応えたが(2001年11月)、その中で、
米・同時多発テロによって破壊された跡地では「ガレキを売る者もいて、ひどいありさまだった」などという彼女の目撃譚を記載した。
同紙に載った彼女の発言には、跡地に集まった人々に対して「自分をドラマ化しすぎで、適切な判断に欠けて」おり、また同地区で活動する消防士たちに対しては「名声を得ようとしている」というものもあった。
これに対しチャーチは、ホームページ上で新聞はあまりにも発言を歪めているとし、
「私が個人的にグラウンド・ゼロ(跡地)を訪れたのは、あの9月11日の悲劇のあと、自分としての尊敬と祈りを捧げたかったからです」「ニューヨークの消防員は、現場で目覚しい努力と犠牲を見せてくれていましました。グラウンド・ゼロでの彼らの働きぶりは、その証しです」といった緊急のコメントを発表している。