MTVが合衆国政府と協調しながら、アラブ〜中東向けの番組を強化してゆくことがわかった。
MTVは欧米だけでなく、衛星放送などを用いれば世界の広範囲の地域で視聴できる。そのメリットを使用し、アメリカの音楽を通じてアラブ〜中東へのプロパガンダを行なおうというもの。
MTVは今後、当地域の若者を対象としたアラビア語による番組などの増加を試みてゆく。米政府はこれに対して資金援助を行なう予定で、ロックやブラック・ミュージックなどの中で「適切」と思われるものが番組に選出されることになる。
米政府は、ハリウッドに対して海外派兵された兵士やその家族に対する貢献を求めたほか、ショウ・ビジネス界に米国民としての協力を求めているが、これもまた「テロ大戦」以後のアメリカの戦略の一つとして計画されているようだ(→記事「
米・政府高官がハリウッド映画に「愛国」のお願い」)。
詳細は本文に。(写真は、MTVがクリスマス休暇の2001年12月23日に計画している海外派兵された米兵に対する特別番組のお知らせ)。