ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの主要メンバーだった
コンパイ・セグンドが、初めての演劇作品を発表した。
「セ・セコ・エル・アロジート(The Stream Has Dried Up)」と題された演劇は、2001年11月18日、彼が94歳の誕生日にハバナで公開され、数千人の観客が集まった。
「セ・セコ・エル・アロジート」は、彼の故郷であるキューバ東部の歌にヒントを得た作品で、時代設定を59年のキューバ革命前に置き、両親が反対する若い男女の恋物語である。 セグンドはこの芝居には登場しないものの、彼の作品となる音楽は総勢30名のキューバン・オーケストラによって演奏されるという意欲作で、ハバナでは好評を持って迎えられたという。
当夜の彼は、観衆全員がうたう「ハッピー・バースディ」によって祝福された。
コンパイ・セグンドは1907年生まれ。ほんの数年までキューバ音楽史においてほぼ無名だった人物が、今や同国で最も世界に知られるミュージシャンとなった。
詳細は本文に。(写真は、彼の『ラス・フローレス・デ・ラ・ビダ』)