新人R&Bシンガーとして人気が高いアシャンティに対して、実力が備わっていないのに有名な賞をもらうのは間違っているという署名活動が過熱化している(2002年8月23日付)。
彼女は、長寿番組「ソウル・トレイン」が開催する「第8回レディ・オブ・ソウル」賞に、「Best R&B/Soul Single, Solo」部門ほか全5部門にノミネートされており、いずれかを授賞するのはほぼ確実と見られている。この賞は、女性ソウル・シンガーの最高峰、
アレサ・フランクリンのニックネイムを名前に付けているだけに、業界内部のものとはいえ名誉ある賞に違いない。
しかし、PetitionOnline.com (ある問題についての請願・署名を集めるサイト)でこれに反対する請願が、同チャートの2位になるという「人気」を集め、同ネットではすでに20000を超える人たちが彼女の授賞に反対を表明している。これは、アメリカがイラクを攻撃することに反対する署名よりも10倍の数。
ソウル・トレイン側は、この動きに不快の表明をホームページ上で行なっているが、8月24日の授賞発表までさらに注目を浴びることは間違いない。
しかしながら、反対署名を求める文書に、フェイス・エバンスや
アリシア・キーズ、
インディア.アリー、
アリーヤのほうが相応しいとあるのは、どっちもどっちという感じか。