鈴木あみ(写真)と両親が、彼女の所属事務所「エージーコミュニケーション」と「ミュージックトライブ」の2社に対して起こしていた契約終了の確認などを要求する訴訟で、2001年7月18日、東京地方裁判所(金井康雄裁判長)は、鈴木側の主張を認める判決を言い渡した。
今回のトラブルは、
鈴木あみの所属事務所が国税庁に告発されたことに端を発する(その後、2001年2月に「エージー」の前社長が法人税法違反で有罪判決を受ける)。彼女の両親は、このような事務所とは信頼関係が築けないと判断し、同事務所との契約終了の確認、テレビ、コンサートなどから得た収入の明細開示を求める訴訟に踏み切った。
この間、レコード会社、テレビ局などは、所属事務所との関係が明確ではないアーティストとは仕事ができないとの判断を行ない、これにより鈴木は実質的な引退状態に陥った。