伝説の
パンク・バンド、ラモーンズのギタリスト、ジョニー・ラモーンさんが、2004年9月15日、ロスの自宅で亡くなった。彼はこの5年間、前立腺ガンと闘っていたが回復はかなわなかった。
ラモーンズは、シンガーのジョーイ・ラモーンが2001年にリンパ系のガンによって、続いてその翌年、ベースのディー・ディー・ラモーンがドラッグのオーバドウズで亡くなっている。これでオリジナル・メンバーはトニー・ラモーンだけとなった。
奇しくも11月に、彼らのドキュメント『End Of The Century』(2003年)が公開される予定である(シネセゾン渋谷)。この映画は、彼らが
パンク・ブームの先陣を切ったバンドの一つであるのに、セックス・ピストルズや
クラッシュなど後輩に一気に追い抜かれてゆく様を、生々しく語っていることでも話題を呼んでいる作品だが、今回のジョニーの死はその不運な歴史にさらに追い討ちをかけるような出来事となった。
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