2000年12月に日本でも公開され、大きな話題を呼んでいるデンマーク映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク 』に主演したビヨークが、ゴールデン・グローブ賞の2部門、最優秀女優賞と、最優秀オリジナル・ソング賞にノミネートされた。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク 』は、ラース・フォン・トリアーが監督、脚本を担当し、共演にカトリーヌ・ドヌーブ。ビヨーク扮する視力を失いつつある女性、セルマが、同じ運命を辿る息子をその悲劇から救おうと必死で手術費用を稼ぐが、その金が、さらなる悲劇を生んで行く(2000年の作品)。
独特のカメラワークと、現実と幻視の間を行き交うミュージカル的な構想もユニークなこの映画は、すでに2000年カンヌ国際映画祭パルムドール(金賞)、同最優秀主演女優賞を受賞している。
オリジナル・ソング賞候補の「I've Seen It All」は、レイディオヘッドのトム・ヨークとのデュエット。この歌は、ディズニー映画『The Emperor's New Groove』の「My Funny Friend And Me」(スティング)、マイケル・ダグラス監督『Wonder Boys』の「Things Have Changed」(ボブ・ディラン)らと受賞を争うことになる。
受賞発表は2001年1月21日。