世界のポピュラー音楽(1901〜1910年)
ジェローム・カーンのCD(LaserLight 12745)
(1901〜1910年)
●1901(英)
 10インチSP盤が発売される。
●1901(頃)(日)
 娘義太夫、大いにもてはやされる。
●1903(米)
 ニューヨーク・ヘラルド紙の記者が、楽譜出版で賑わうマンハッタンの一区画を取材し「テン・パン・アレー」と銘々。チャカポコと音が鳴り響く路地、という意味。ティン・パン・アリーは、ジェローム・カーン(1885-1945)、アーヴィング・バーリン(1888-1989)らを輩出。
●1903(伊)
 初めてのミリオン・セラーと言われる「ヴェスティ・ラ・ジウバ」が録音される。オペラ歌手のエンリコ・カルーゾが歌った。
●1904(日)
 「社会主義の歌(富の鎖)」発表。社会主義運動から派生した団結歌の嚆矢とされる1曲。
 *1904日露戦争始まる(〜05)。
●1905(日)「美しき天然」「戦友」が発表される。
 *1905(露)ロシア革命。
●1910(日)
 吉田奈良丸が「赤穂義士伝」を録音。桃中軒雲衛門とうちゅうけん・くもえもん)と並ぶ浪曲の大スターとなる。
●1910(日)
 添田唖蝉坊そえだ・あぜんぼう)が「むらさき節」第1稿完成。「ラッパ節」ほか、壮士演歌の流れをひく書生節の代表的1曲。
 *1910日韓併合。

( 2000/12/19 )

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