■Sly & The Family Stone
Sly & The Family Stone:
SLY STONE (スライ・ストーン)- Vocals, Keyboards, Guitar
FREDDIE STONE(フレディ・ストーン) - Guitar, Vocals(スライの弟)
ROSIE STONE (ロージー・ストーン)- Keyboards(スライの妹)
CYNTHIA ROBINSON (シンシア・ロビンソン)- Trumpet (友人、元彼女)
LARRY GRAHAM(ラリー・グラハム) - Bass (いとこ)
GREG ERRICO (グレッグ・エリコ)- Drums
JERRY MARTINI (ジェリー・マルティーニ)- Sax
RUSTY ALLEN(ラスティ・アレン) - Bass (On Fresh and Small Talk)
ANDY NEWMARK (アンディ・ニューマーク)- Drums (On Fresh and Small Talk)
ブラック・ミュージックとロックを融合させ、そこにサイケデリック色を加えたスライ&ザ・ファミリー・ストーンは、'60年代末〜'70 年代前半を代表するバンドのひとつ。スライ・ストーン(本名シルヴェスター・スチュアート)は1943年テキサス州デントンに生まれる。サンフランシスコ育ち。幼少時より様々な音楽活動を通し、早くからDJやプロデューサー業務などを務める。
そして67年についにスライ&ザ・ファミリー・ストーンを結成する。当時のメンバーは、いとこのラリー・グラハムがベースに、サックスにジェリー・マルティーニ、ドラムにグレッグ・エリコ、トランペットにシンシア・ロビンソン、ギターには弟のフレディ、後に妹のローズがピアノで参加する、というものだった。この白人黒人男女混成という、当時としては非常に画期的なグループは地元シスコであっという間に人気を集め、全米へとその評判を広げ、ついにEpicとメジャー契約をするに至った。
67年に『A Whole New Thing / 新しい世界』でデビュー。68年には『Dance To The Music / ダンス・トゥ・ザ・ミュージック』で同名シングル曲がスマッシュ・ヒットとなる。同68年には『Life/ライフ』をリリースする。そしてスライ初の全米チャートNo.1に輝いた「Everyday People」を収録した『Stand !/スタンド!』)を69年にリリース、爆発的人気を誇る。また'69年のウッドストック・ロック・フェスティヴァルでの圧倒的なパフォーマンスは、ジミ・ヘンドリックスやサンタナやザ・フーなどと並んで、永遠に語り継がれることになる。71年には歴史的名曲「Thank You」が入った『The Greatest Hits / グレーテスト・ヒッツ』を発売する。
1年半の沈黙を破ってリリースしたのが71年発売の『There's A Riot Goin' On / 暴動』である。ここからは全米チャート1位の「Family Affair」が生まれた。73年には『Fresh / フレッシュ』で、久々にアルバムをリリースし復活を印象づけた。その翌年から74年『Small Talk / スモール・トーク』、75年にはソロ作といえる『High On You / ハイ・オン・ユー』を連続してリリース、76年にはEpicとして最後のアルバムである『Heard Ya Misses Me, Well I'm Back / ウェル、アイム・バック』を発売したが、その後バンドとしてはほとんど機能しなくなり、事実上活動停止状態に陥る。その後、ワーナーへと移籍をし、『Back On The Right Track』、『Ain't But The One Way』と2枚のアルバムを残している。
2005年8月、妹ヴェットが参加しているファミリー・ストーン・トリビュート・バンド"ファンク・ファミリー・アフェアー"のLAコンサートにスライが突然登場、ヘルメットを被ったままの姿が話題を呼んだ。 2006年2月スティーヴン・タイラー、ウィル・アイ・アム(ブラック・アイド・ピーズ)、マルーン5、ディアンジェロ、ジャネット・ジャクソンたちによるスライへのトリビュートアルバム『リ・スライ/Different Strokes By Different Folks』リリース。同月のグラミー賞授賞式ではトリビュート・ライヴも行なわれ、スライ自身も金髪、モヒカンで登場し、「I Want To Take You Higher」を演奏、全世界の人々を驚かせた。
*2007年5月2日にスライのエピック時代の名作、ベスト盤がリイシューされる。「完全生産限定盤 / USオリジナルLPを可能な限り再現した紙ジャケット仕様 / 2007年最新デジタルリマスター / ボーナストラック付 / 新規解説・歌詞・対訳付」
*加えて、新作もリリースが予定されている。
*上記の経歴は、ソニー・ミュージック・エンタテインメントのプレス・リリースから。
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『暴動』
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『リ・スライ〜ディファレント・ストロークス・バイ・ディファレント・フォークス 』