レゲエが世に出る前から、独特の語幹を持つ
ジャマイカ英語の面白さを欧米に紹介したルイーズ・ベネットさんが亡くなった(2006年7月26日)。
Louise Bennett-Coverleyさんは1919年、キングストンの生まれ。彼女は
ジャマイカ人としてイギリスの「ロイヤル・アカデミー・ドラマティック・アート」に入学した人物で、同校で演劇を学んだ後、母国でコメディやパントマイムで大活躍した。
その愛らしい容姿とともに、
ジャマイカン・パトワと呼ばれる地元の言葉をフルに使い、
ジャマイカの言葉の素晴らしさ、楽しさを世間に認めさせた。
ジャマイカでは知らぬ人のいない文学者であり「民間大使」でもあった。
ここ25年間はカナダに住まいしており、亡くなったのもトロント近郊の病院でだった。