1966年9月7日、ラスベガスの繁華街で何者かに撃ち殺されたラッパー、
トゥパック・シャクールの事件の真相を追ったレポートをロサンゼルス・タイムス紙が発表した。
2002年9月6日と7日の2回にわたって特集されたこの調査記事では、複数の暗殺者が手にした銃の一つが、
トゥパックと激しい対立関係にあった
ノートリアスB.I.G.から手渡されたものだったことが明記されている(ノートリアスの親族はこれを否定)。
記事はスタッフ・ライターのチャック・フィリップスによって書かれたもので、
トゥパックを撃ったとされるコンプトンのギャング「サウスサイド・クリプス」の構成員らの証言をもとに書かれている。
記事によれば、事件の数時間前にクリプスの構成員が
トゥパックらに殴り倒されたことを直接の原因としている。
この構成員は、
トゥパックに仕返しすることを考え、仲間と相談、その中で、クリプス団は親交のあったノートリアスに連絡し100万ドル要求した。お前の大嫌いな
トゥパックを殺してやるから、カネをよこせ、ということである。