リンプ・ビズキットの中心人物、
フレッド・ダーストが2001年にシドニーのコンサートで起きた少女圧死事故の審問に、ライブ・ビデオを通じて「出廷」し、証言を行なった(2002年6月17日)。
この事故は、2001年1月26日、シドニーで行われたコンサート「Big Day Out」で、彼らの出演中に当時16歳だったJessica Michalikさんが大観衆によって押しつぶされ亡くなったというもので、リップ・ビズキット側にその責任があるかどうかが問題とされていた。
ダーストは今回の審問において、オーストラリア、ニュージーランドと続く予定だったこのツアーで観客のセキュリティについては充分な注意を払うよう、プロモーターに明言していたと証言した。特に、シドニー公演に先立つニュージーランド公演(Auckland)の後では、観客が将棋倒しになったことなどの危険性を指摘し、安全が確保されない限り演奏はしないとプロモーターに伝えていたという。
審問で彼はまた少女が亡くなったことについても触れ、一人の少女が大好きなバンドを観に来て昏倒の末に亡くなったという事実に、ずっと心が押しつぶされていたとも語った。