日本ではザ・
ブームの大ヒットで知られる「
島唄 Shimauta (Cancion de la Isla)」が、アルゼンチンで名誉ある「カルロス・ガルデル賞」を受賞した。
タンゴの歴史的シンガーの名前を冠したこの賞は、1年間に同国で活躍したミュージシャンに与えられるもの。今回は、アルゼンチン版「
島唄」を歌い2001年に爆発的なヒットを飛ばしたアルフレード・カセーロAlfredo Caseroが、最優秀制作賞、最優秀作品賞、最優秀新人賞、最優秀ビデオ・クリップ賞の4部門を獲得した(新人賞は辞退)。カセーロは、俳優としても知られる同国の人気者。
沖縄からの移民が多く住むアルゼンチンだが、
沖縄をテーマにした歌が全国ヒットになったのは過去に例はないといわれる。カセーロは、最初は言葉の意味が分からなかったものの、元歌に強く惹かれカバーすることを決めた。
授与式が行われたスカイ・オペラ劇場では、カセーロと共に県系人の新垣フーリオ(三線)、大城クラウディア(歌)が壇上に登り「
島唄」を歌い喝采を浴びた。
写真は同曲が収録されている
『CASAERIUS』(Epic/Sony Music)。