2001年、キアヌ・リーブスの恋人だったジェニファー・サイム(Jennifer Syme)さんが交通事故で亡くなったが、その一因には、
マリリン・マンソンが彼女に服用させたコカインなどの薬物があったとして、母親が訴えを起こした(2002年4月2日)。
事件は、2001年の4月1日、
マリリン・マンソンが自宅で開いたパーティに端を発すると訴状にある。この時、ジェニファーさんは様々な種類の非合法薬物をマンソンによって与えられ、酩酊状態に陥った。彼女はその後、パーティ仲間によって自宅へ送られたものの、再び自分の運転によってパーティ会場へ引き帰そうとしたという。その途中、彼女は路肩に駐車してあった3台の車に激突、命を失った。
ジェニファーさんのこの死に関して、マンソンは訴えの翌日(4月3日)、「言葉に表わせないほどの痛みを覚える」というコメントを発表し、同文中で「ジェニファーは指名を受けた運転手によって自宅へ安全に送られたのち、彼女は彼女しかわからな理由で、自分の車のハンドルを握った」とし、事故との関わりを否定した。
なおジェニファーさんは、キアヌ・リーブスの恋人として知られ、二人の子どもを宿したが1999年12月に死産となってしまった。彼女の葬儀には、リーブスや映画監督のデイビッド・リンチが棺を担いでいる。