グラミー賞を2度受賞しているテックス・メックスの大スター、フレディ・フェンダーが肝臓移植の手術を受け、2002年1月30日、地元であるテキサス州サン・アントニオの病院から退院した。
現在64歳のフェンダーは、70年代に「Before the Next Teardrop Falls」「Wasted Days and Wasted Nights」という二つのビック・ヒットを放ち、テキサスほかの南部アメリカから北部メキシコにかけてのスパニッシュ・サークルを中心に絶大な人気を誇っており、アメリカでは入院時から各メディアが彼の病状を追いかけていた。
彼はこれまでにC型肝炎と糖尿病を患っており、1年以上も前から人工透析を受けていた。今回の手術は、彼の21歳になる娘の肝臓を移植するかたちで行なわれ、これも話題になっていた。
フェンダーも娘も手術後の経過は良好で、彼は2月27日に行なわれるグラミー賞の授賞式にも出席する予定という。彼は新作『La Musica de Baldemar Huerta』で同賞にノミネートされている。ちなみに題名にある「バルデマール・ウエルタ」とは彼の本名。
写真は彼の
『Before the Next Teardrop Falls』。