メンフィス・ソウルの立役者、ルーファス・トーマスさんが亡くなる
ALCD4769
 メンフィスを地盤にし、「ウォーキン・ザ・ドッグ」「ファンキー・チキン」などユーモラスなダンス・ヒットで親しまれたルーファス・トーマスさんが、2001年12月15日、地元の病院で亡くなった。84歳だった。
「世界で一番年を取った十代 the world's oldest teenager」というニックネイムのトマスさんは、芸歴70年を超えた最近でも、ステージではお馴染みのホットパンツ姿で登場し観客を沸かせていた。
 ルーファス・トマスさんは、1917年、ミシシッピ州の生まれ。小さい頃にメンフィスへ移り10歳からタップ・ダンサーとして活躍、その後、黒人だけのミンストレル・ショーの一座に加わった。
 レコード・デビューは43年だが、彼を有名にしたのは、人種差別が激しい南部にあって黒人ラジオ局として現在も知られているWDIA局のDJとなったことで、歌手、コメディアン、DJとして南部一帯でその名前が知れるようになった(当時のDJ仲間にはB・B・キング)が。

 写真は『That Woman Is Poison!』(Alligator)
 53年、「ベア・キャット」が大ヒット。これは、エルビス・プレスリーを世に送り出す直前、当地のサン・レコードが初めて放った全国的なヒットだった。
 オーティス・レディングというソウルの時代を象徴するシンガーを生み出したスタックス・レコードを軌道に乗せたのもトーマスさんと、娘のカーラ・トーマスさんがデュエットした「コーズ・アイ・ラブ・ユー」(59年)である。「ウォーキン・ザ・ドッグ」ほかの一連のヒットは、この直後にリリースされる。1960年代のソウル・ミュージック全盛の時代に、南部からいち早く変革の旗を揚げたシンガーとなった。
 日本ではバラード系のシンガーに人気が集まる傾向にあるが、エネルギッシュなダンス・ビートに乗せたコミカルなトーマスさんのソウル・ミュージックは、南部では今でも高い人気を保っている。
 トーマスさんは1998年に心臓の手術を受けており、死因も心臓の衰弱と発表されている。
 
関連サイト:

( 2001/12/18 )

テックス・メックスの巨星、スティーブ・ジョーダンさん、逝く
本日の「第2回 コザ・てるりん祭」、雨天でも決行!
ママ・アフリカ、ミリアム・マケバさんが亡くなる
アイザック・ヘイズさん、65歳で亡くなる
炎天下の「海の日、サンゴの日」、無事終了!
「第2回船浮音祭り」は各地から400名を集めて大成功
不朽の名ベーシスト、カチャーオ・ロペスさんが亡くなる
「奄美の応援団」が発足:NHK紅白歌合戦に奄美の歌を出そう
今、全米で一番に知られているシンガーって誰よ…Kristen or Ashley Alexandra Dupre
live「島唄情け唄〜知名定男・大城美佐子 二人唄会」
ルーファス・トーマス
メンフィス・ソウルの立役者、ルーファス・トーマスさんが亡くなる
Beats21 Memorabilia2001:from Best10 to Best1
表紙へ戻る