デフ・ジャム・レコードの創立者であり、ヒップホップ界の有力者の一人としても精力的な活動を行なっているラッセル・シモンズが、米上院委員会で開かれていたラップなどの過激な歌詞に規制を加えるかどうかを判断するための公聴会に参加し、委員会の姿勢に対して批判した(→
「ラップに規制を」)。
シモンズは7月25日に開かれた公聴会にオブザーバーとして参加し、公聴会の最後に発言を許された。その発言の中で彼は、ラップ業界のリーダーたちは大人・親たちが心配していることを承知しており、その対応策の一つとして、(ラップの)歌詞の約70%を各ミュージシャンのホームページで調べることができると語った。
シモンズは、その後、2001年8月3日付けのニューヨーク・タイムズ紙上でも彼の今回の主張をまとめた文章を発表し、公聴会が公正に機能していないのではないかとの懸念を表明した。
(画像は、1985年から制度化されている過激な歌詞が含まれていることを示すラベル)
(記事、つづく)