ファンク・ミュージックの王者として一時代を築いた
ジョージ・クリントンGeorge Clinton だが、2001年1月29日、フロリダ州タラハシーの地方裁判所は、彼は黄金時代の自分の作品から利益を得る権利を失っているとの判断を下した。
クリントンが失ったのは、1976年から83年までに書いた音楽著作物に関しての利益。この中には『One Nation Under a Groove』『Uncle Jam Wants You』(以上、
ファンカデリック)、ソロ・アルバム『Computer Games』など重要作が含まれている。
訴訟は1999年、
ジョージ・クリントンによって起こされ、83年にブリッジポート・ミュージックとの間に取り交わされた契約が有効かどうかを争ったが、裁判所はブリッジポートが主張する有効性を支持する結果となった。裁判官は、たとえクリントンが著作者であるとしても、1984年に彼が破産した際に、これらの楽曲の権利を正式に提出、公開しなかったがゆえに、派生するいかなる利益を得ることもできないとした。
クリントン側は控訴をしないと発表している。