■Yasunori "Ponchang" Suzuki
1929年(昭和4年)、東京・高輪生まれ。愛称、
ポンちゃん。ハワイアン・バンドからキャリアをスタートさせ、その後、桜井センリ(p)やフランキー堺らのグループで
ジャズ・ギタリストとして頭角を現した。フランキー堺のシティ・スリッカーズの後任ギタリストとして入団してきたのが、植木等で、桜井や植木らはその後、クレイジーキャッツを結成することになる。
60年代の後半からは、ジム・ホール(g)やヘレン・メリル(vo)などと親交を深め、独自のギター・サウンドを築き上げた。
しかし1970年、東京での活動を止め、茨城県へ移ってしまう。以後、音楽学校の講師として後進の育成に努める。
2003年、ひたちなか市に「人間国宝級」(故・鈴木宏昌)のギタリストが隠遁生活を送っているという噂がウワサを呼び、長い交渉の末、初めてのリーダー・アルバム『Love and Respect』が録音された(発売は2004年6月)。
[April,2004]
*『ラヴ・アンド・リスペクト』(ACSレコーズ)2004年6月6日発売