イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団が8月に予定していた米国公演が中止になった(2002年7月31日付)。
同管弦楽団のこのツアーは1年前から計画され、8月17日からロスやシカゴなどを巡演する予定だった。しかし、昨年の「
米・同時多発テロ」から1年目直前にあたり、またイスラエルとパレスチナの争いが留まるところを知らないこの時期に、高名な同楽団がテロの標的になると懸念されていた。
そして、保健会社もツアーの契約を拒否、警備会社も「テロの攻撃を恐れている」と発言するほなど不安は広がり、招聘元は万が一を考えて公演を断念したようだ。
写真は、湾岸戦争に対して、アイザック・スターンが抗議した時のもの。