シカゴ・
ブルースのジミー・リー・ロビンソンさんが、亡くなっていたことがわかった(2002年7月12日付)。
7月6日、彼は地元サウスウェスト地区の路上に駐車していた車の中で、頭を拳銃で打ち抜いて死んでいるのを発見された。71歳だった。
ロビンソンさんは、1931年に、シカゴ・
ブルースの中心地ともいえる「マックスウェル・ストリート」に生まれ、
ブルース全盛期に数多くの
ブルースマンとセッションした人物だったが、70年代以降は、ミュージシャンの仕事から身を引いていた。
そんな彼が一躍脚光を浴びることになるのは、マックスウェル・ストリートの再開発計画に反対して、81日に及ぶハンガー・ストライキを行なった時。この時、歌った「Maxwell St. Teardown Blues」が、彼のトレイドマークとなった。
2年前、彼はガンであることを告知され、名前も「J.L. Latif Aliomar」と変え、新作のレコーディングも終えたばかりの自殺だった。
写真は彼の『Remember Me』(APO rec.)。