活発なリリースを続ける
坂本龍一の新作は、「象主義=エレファンティズム」という造語を題名にしたアルバム。
「N.Y.9.11
同時多発テロがすべての人々に突きつけた問いへの答えを求めて、
坂本龍一は
アフリカ大陸へと飛んだ」とプレス・リリースにある。このアルバムは、同名の「DVD BOOK」(月刊ソトコト)のサントラとして2002年5月14日に発売される。
以下は、プレス・リリースから。
テロ以降、「音楽を奏でることさえ困難だった」と語る
坂本龍一にとって「再生」のきっかけとなったケニアへの旅。最初の二足歩行の人類が生まれた土地と言われた場所で彼が見、体験し、感じた記憶・映像が、音として表現されている。坂本自身がMDで採集した現地の様々な音を基点に、ニューヨークでその旅のアルバム作りが行われた。コンセプチュアルな12楽曲が示すのは、これがある意味で「オリジナル・フルアルバムに等しい」ということだろう。