トーキング・ヘッズや
レディオヘッドといった世界的なバンドから高い評価を与えられてきたドイツのユニット、カンCANのギタリストだったミヒャエル・カローリが、2001年11月17日に亡くなった。原因は発表されていない。
カンの中心人物であるホルガー・チューカイによれば、彼は重い病気を抱えており、身辺の整理を始めていたようだ。
チューカイのホームページには11月17日付のニュースとして:
「カンのギタリスト、マイケル・カローリが今朝、自宅で愛用の楽器を演奏中に予期せずに亡くなった。先週、私たちは何度も電話で話し合い、その中で彼は、学校時代に私たち二人が出会ったことがどんなに幸運だったかを語った」
と、カローリの訃報を伝えている。
チューカイはスイスの音楽の先生として、1966年、当時学生だったカローリと出会い、ギターを教えた。この出会いが、歴史的な実験的ロック・バンド、カンの誕生につながっていった。
カローリはカンのメンバーの中で一番若く、53歳だった。
(写真は、チューカイが彼の死に際して思い出深いと推薦する「In The Distance Lies The Future」が収録された『Rite Time』)。