60年代におけるアメリカン・ポップ・ダンスの中で、最も知られるヒット「ザ・ツイスト」(60年)を放ったチャビー・チェッカーが、自分のヒットがいかにロックンロール(ロック)の歴史を変えたかを認めるよう、アメリカの業界誌『ビルボード』に全面広告を出した。
2001年10月3日はチャビーの60歳の誕生日だが、これに併せて「私が生きているうちに花を受け取りたい!」「死んでしまえば花の香りもかげなくなる」と高名な「ロックンロールの殿堂」に入れるよう熱烈に訴えた。
チャビー・チェッカーによれば、「ザ・ツイスト」以前に、それぞれのビートに併せて個別のダンスを踊るということはなく、ツイストに端を発しポニー、フライ(fly=ハエ)、シェイクなどのニュー・ダンスが生まれたとしている。
また「ザ・ツイスト」は、2度もチャート1位となった輝かしいヒット曲であり、自分がどれほど業界に貢献したか認めてほしいと、次回の「The Rock And Roll Hall Of Fame」の殿堂入りに名乗りをあげた。
「殿堂入り」のノミネート・リストは12月に発表される。
なお「The Twist」は、58年、ハンク・バラード&ザ・ミッドナイターズによって自作自演されたR&Bソングで、オリジナルのほうがはるかにレベルが高い。
(写真は、彼の往年のヒット集『Let's Twist Again』から)
Chubby Checker:
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