アル・グリーン(ソウル)(ゴスペル)
Al Green

 1946/08/13〜。人気ソウル・シンガーから牧師に転向した人物。アラバマ州フォーレスト・シティの生まれ。
 南部ソウルの牙城であったメンフィスのハイ(Hi)・レコードで数多くのヒットを飛ばし、70年代ソウルを代表するシンガーとなった。
 少年時代にはザ・グリーン・ブラザーズという家族のゴスペル・チームでうたっていたが、のちに世俗の歌(ソウル・ミュージック)に転向した。
 アル・グリーンに大きな転機がやってくるのは、69年にハイ・レコードのウィリー・ミッチェルと出会ったから。ミッチェルのプロデュースによってリリースされた多くの歌は、ビッグ・ヒットとなり、アル・グリーンは瞬く間にスターの仲間入りを果たした。
「Tired Of Being Alone」「Let's Stay Together」「Sha-La-La (Make Me Happy)」などが彼のソウル時代の代表作。
 79年にステージから落ちてケガをしたのをきっかけに、彼はソウル・ミュージックを捨て、牧師の道を歩む決心をする。80年代にはゴスペル・アルバムを立て続けに発売し南部を中心とする人気黒人牧師となった。
 90年代以降は、ゴスペル・シンガー/牧師の活動を続けると同時に、ソウル・アルバムも作るようになっている。
(July,2001)

( 2001/07/25 )

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