1924/08/29〜1963/12/14。ジャズとポップを股にかけた実力派の黒人シンガー。アラバマ州タスカルーサ出身。本名、Ruth Lee Jones。
　15歳の時、シカゴのリーガル劇場でのアマチュア・コンテスト優勝をきっかけにして芸能界へ。1943年から1946年にかけて、当時のトップ・ジャズ・バンドであるライオネル・ハンプトン楽団に在籍し、その実力を広く知らしめた。　
　40年代末から50年代にかけて、彼女はストレイトなジャズからカントリーのカバーものに至るまで、様々なレコーディングを果たしてゆく。59年には彼女の代表作の一つである「What A Diff'rence A Day Makes」がヒットし、その人気は不動のものとなった。
　しかしあまりにもテリトリーが広すぎたために、悪趣味、ジャズ・シンガーではないといった冷たい評価も受けたシンガーでもあった。