モダン・カントリーのギター・スタイルを確立したチェット・アトキンスが、2001年6月30日、テネシー州ナッシュビルの自宅で亡くなった。死因はガン、77歳だった。
チェット・アトキンスは1924年6月20日、テネシー州Luttrellの生まれ。
40年代後半にギタリストとして頭角をあらわし、49年にRCAナッシュビルの専属セッションマンとなってからは様々なレコーディングに参加した。当時のRCAはカントリー系のインスト・アルバムを量産したが、彼のギターはその中心ともなり、50年代の終わりまでにはチェット・アトキンスはアメリカのポップ・ミュージックにおける最も人気あるギタリストとなった。
エルビス・プレスリー、ジ・エバリー・ブラザーズ、ハンク・ウィリアムズら数多くのミュージシャンと共演したチェットは、100枚を超える自己のアルバムを制作、14度もグラミー賞を獲得した。
(写真は1996年の
『The Essential Chet Atkins』)