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ステイプル・シンガーズ『Be Altitude: Respect Yourself』(Stax 4116) |
ポップ・ゴスペルの代表的グループ、ステイプル・シンガーズのリーダー、ルーバック"ポップ"ステイプルが2000年12月19日、イリノイ州ダルトンの自宅で亡くなった。
歩行中に倒れ、その際の脳震盪(のうしんとう)がきっかけという。84歳だった。
ポップ・ステイプルは、1915年12月28日にミシシッピ州ワイノーマに生まれている。35年にシカゴへ移住し、その後、息子や娘たちとファミリー・グループ、ステイプル・シンガーズを結成した。シンガーズは、56年の「This May Be The Last Time」が後にローリング・ストーンズにカバーされるなど、徐々にではあるがロック層にもその名前が知られるようになっていった。
60年代、公民権運動の高まりと共に、プロテスト・ソング的な姿勢も加え、69年にスタック・レコードと契約するや「Respect Yourself」「I'll Take You There」などのヒットを飛ばし広く知られる存在となった。
娘のメイビス・ステイプルズは、プリンスとの共演でも知られる実力派のボーカリスト。
94年、ポップスはアルバム『Father, Father』でグラミー賞を受けている。