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75年に発売された、ジャパニーズ・ロックの名盤とされる1枚が『火の玉ボーイ』(ワーナー)である。
このたび行方不明となっていたマルチ・テープが見つかり、リマスタリング盤が発売された(2001年12月12日)。
未発表テイク2曲と未発表ライブ3曲のボーナス・トラック入り。「はっぴいえんど」など、東京サウンドのヒナ型とも言えるアルバムである。
以下はプレス・リリースから。
ムーンライダーズ(注・かつては「ムーンライダース」)の前身は、“はっぴいえんど”らと同時期に活動し、アルバム「センチメンタル通り」1枚を残して解散した“はちみつぱい”である。
若手ミュージシャンの支持、CD再発はもとより、最近はアナログ盤も発売されるなど、はちみつぱいが再評価されている。「火の玉ボーイ」は、はちみつぱいを解散させた鈴木慶一が、当初、自身のソロ・アルバム(!)として制作に着手し、ムーンライダーズのメンバーはもちろんのことティンパンアレイ、デビュー直前の矢野顕子、ラストショウ、南佳孝などが参加。時代の濃密な空気が、音から匂い立つような名盤であり、紛れもなく、日本ロック史上最重要盤の1枚である。