今年（2010年）は、旧・大韓帝国が日本に吸収（併合）されて100年目にあたる。いわゆる「日韓併合」の年だ。この節目にリリースされたのが
趙博（ちょうばく）の11枚目となる『百年目のヤクソク』である。在日の立場から、歌に一人芝居にと多彩な活動を続ける
趙博。
「…昔、昔、その昔 二つの国が一つになったと／言えば聞こえはいいけれど 大嘘つきの土地泥棒／田んぼも畑も山川までが 旦那衆のものとなり／仰ぎ見る空 海の果てまで 大和桜の花吹雪…」（「百年節」）
と、あいかわらず舌鋒鋭い。ちなみにこの「百年節」は組曲風になっており、＜金日成将軍「金日成将軍の歌」「解放歌」＞の一部なども紹介され、日・北・韓の百年の歴史を
趙博ならではの歴史観で歌いこなしている。
唯一無二の存在の
趙博。「これまでの百年、これからの百年」をうたう。
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