照屋林次郎 作「南風原型三線」
 照屋林次郎 作「南風原型三線」:林次郎による渾身の一作。上品で穏やかなたたずまいを姿全体から感じ取ることができる。
「南風原(ふぇーばら)型」は、歴史的に最も古い型とされ、後世の三線にとっては「祖型」であるともいわれる。その「名称は南風原某という名工の名に由来して」(『琉球芸能辞典』那覇出版社)おり、スラリとした棹(そー)のデザインにも格別の配慮がなされなくてはならない。
 本作品の棹は、黒檀(エボニー)の中でも貴重な「本コク」を使用。
(解説・藤田正)
 
 

( 2006/12/01 )

天(ちら)の部・正面
天(ちら)の部・横
胴の部
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