日本のヒップホップを牽引してきた一人、DJ YASの新作が完成した。
　RINO LATINAⅡやTWIGY、「雷」などとの活動によってヒップホップの土台を築いたYASだけに、今回の作品も独自の世界を聞かせている。
　タイトルにある『ANGLER FISH』とは「鮟鱇（あんこう）」のこと。そのネイミングのとおり、海底という「アンダーグラウンド」からじっくりと世の中を見つめているような「ひんやりと」「静かな」ビート感覚がアルバム全体を被っている。
　アルバムは2002年５月22日、「えん突／Bad News」から発売。
　以下は、プレス・シートから。

　自身のアルバム発売以降、RINO LATINAⅡ、DABO、G.K.MARYAN等のプロデュースや、ラッパ我リヤ、オジロザウルス、妄走族らのリミックスを手掛けてきたオリジナル・ケムリ・プロダクション、DJヤスによる約２年ぶりのニュー・ミニ・アルバム。今回は日本でのMO'WAX TOURに同行したスケーター界のカリスマで、ミュージシャンのTOMMY GUERREROがギターとベースで参加。

「ANGLER FISH」には勢いの止まらないNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDよりハイトーン・ヴォイスが魅力のDELIと、DJヤスのホームボーイ、HI-Dがプロフェッショナルな歌声を披露している。またこの曲の、DRY & HEAVYのウッチーこと内田直之によるダビーな（深海MIX）も間違いない仕上がり。
「∞」には雷小僧ことSHINNOSK8が参加している日米スケーター共演作。
　国内外を問わず、平和な世界への思いを込めたインスト曲「子供達に未来を」も収録。