エアロスミスがツアー・ステージで行方不明の少女を「捜索」
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エアロスミスは、2001年の夏前から始まっている長期間のコンサート・ツアーを行なっているが、この舞台で、モリー・アン・ビッシュという行方不明になっている少女の姿をスクリーン上で映し出し、手がかりとなる情報を求めている。
この試みは彼らの全米ツアーの最終公演(2002年1月13日)まで続けられるとのこと。
以下はプレス・シートから。
現在エアロスミスのコンサートでは、昨年行方不明になったモリー・アン・ビッシュの写真がスクリーンに大写しになっているそう。事の発端はスティーヴン・タイラーと10月に会ったモリーの両親の友人がたまたま「モリーに祈りを」というピンバッジをつけていて、スティーヴンに何か出来ないかと話をし、その後11月17日にニューハンプシャー州マンチェスターで行われたエアロスミスのコンサートに彼等は招待され、スティーヴン・タイラーと家族にも会う事ができた。そして、コンサートが始まる1時間前に、スクリーンにモリーの写真が写され、行方不明になった日付及び目撃情報の連絡先が示されていたとの事。
写真は『ジャスト・プッシュ・プレイ』(ソニー)。
これはアメリカのツアーが終わるまでずっと続けられるとの事。モリーは昨年ウォーレンにあるコミンズ・ポンドの畔で両親と別れた後行方がわからなくなり、現時点ではまだ見つかっていない。現在、その成果があってか現在ウォーレン市警に様々な情報がよせられているそう。
以下は、12月6日付『スプリングフィールド・ユニオン・ニュース』記事日本語訳です。
「一人の父親が、父親としてもう一人の父親のためにしてくれた事…」
先月のエアロスミスのコンサートで行方不明中の娘、モリー・アン・ビッシュの写真がスクリーンに映し出されたのを見たビッシュ夫妻は小さな町出身の夫婦の為にロック・スターは気にかけてくれることを知った。「一人の父親が、父親としてもう一人の父親のためにしてくれた事で、彼には絶対に返せない借りを作った事になる。」とモリーの父親のジョン・J・ビッシュ・シニアは語る。
ビッシュ夫妻によると、エアロスミスの全国ツアー「ジャスト・プッシュ・プレイ」の残り日程においてモリーの写真を映す事をバンドのフロントマンであり、マサチューセッツ州在住のスティーヴン・タイラーが約束してくれたと。「神様は私達を助けるために、天使をおくりこんでくれてます。」とモリーの母親である、マグダレン・M・ビッシュは語る。
当時16歳だったモリー・アン・ビッシュは昨年(2000年)、母親に送られたウォーレン(マサチューセッツ州)にあるコミンズ池の畔から消息を絶っている。その後の大がかりな捜索及び全国的にメディアがとりあげたが、モリーの行方は未だ不明のまま。
ビッシュ夫妻は2人の友達を介してタイラーに紹介された。ウォーレンで教師をしているマリリン・コルティとウォーレンの警察官であり元教師であったジョゼフ・マレーだった。コルティとウォーレンは10月にタイラーとその家族にメイン州の教育キャンプで会った。その時、コルティは「モリーに祈りを」というピンを付けており、タイラーに何かしてあげられないか話をしたというのが事の起こりだったとマグダレン・ビッシュは語る。
その後ビッシュ夫妻は11月17日に行われたニューハンプシャー州のマンチェスターにあるヴェライゾン・ワイヤレス・アリーナのライヴに招待され、そこでタイラーと家族にも会った。開演1時間前にコルティとビッシュ夫妻が席をはずそうとした時、ステージ上の巨大スクリーンにモリーの写真が映し出され、その横には消息を絶った日付と目撃情報の連絡先電話番号が記されていた。
「私達はびっくりしたわ。とても素晴らしい事だった。」とマグダレン・ビッシュは語る。ジョン・ビッシュもタイラーがこの事件に興味を示した事に関してとてもありがたく思っている。「彼は子供達をとても大切にしている事がよく出てるよね。正直びっくりしたよ。普通の男であり、家族思いの人なんだってね。」更に、この成果があったようで、州警察には情報をよせる電話がかかってきているそうだ。
関連サイト:
( 2001/12/27 )
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