「楽園」「Why」の2曲でブレイクした
平井堅が、2001年7月4日にアルバムを発売する。タイトル・ソングはイギリス録音したゴスペル・タッチの歌。合唱隊をバックに付け、8分近くある力作だ。
「楽園」「Why」が入った前作『THE CHANGING SAME』が基本的に「打ち込み」だったのに比べ、新作はナマ音主体というのも今回の特徴である。
2000年暮れに発売された「LOVE OR LUST」「even if」、2001年前半の「Miracles」「KISS OF LIFE」は、ニュー・アルバムにすべて収録されている。タイトル・ソング以外は、すべて濃厚なラブ・ソングで、この1年で定着したセクシー・シンガーのイメージを完成させるような内容になっている。
大ヒットのあとの多忙のスケジュールの中、既発売の4シングルを軸にしながら、アルバムとしてバランスを考えていった。アルバムのためには2001年に入って短時間で録音を済ませている。
一つの確かな方針が見えたシンガーならではの、まとまりのある作品となっている。