沖縄音楽、最高の現場となった「コザ・てるりん祭」:無事終了!
登川誠仁、左=仲宗根創(Beats21)

「第1回 コザ・てるりん祭」が終わった。
 快晴にめぐまれ、昼の2時から夜中の9時まで、コザのパルミラ通り一帯はたくさんの人たちでにぎわった。
 越来(ごえく)小学校の子どもたちによる獅子舞で幕を開けた「てるりん祭」は、夕刻、よなは徹新良幸人たちが舞台に上るころから立錐の余地もない状態となり、今や沖縄の実質的な「国宝」といえる登川誠仁が登壇するや、会場(露天の小さなストリート)は万来の拍手に包まれた。
 
てるりん祭実行委のめんめん。舞台設営ほか、何から何まで一気にこなしてしまう脅威のコザ・オヤジ軍団(Beats21)

 SAVE THE CORAL(協力・環境省、後援・沖縄県)の沖縄チームが中心となったこのイベント、手弁当ゆえのギリギリの予算で行なわれたが、沖縄関連の音楽イベントの中で最高のクオリティであったことは疑いがない。出演アーティストは、Beats21の関連記事を見ていただきたいが、出演者全員が真心こめて沖縄を歌い踊った一日だった。
 残念なことではあるが「このような祭りが、なぜこれまで沖縄になかったのか不思議でならない」との声も少なからず聞こえたイベントでもあった。  
藤田正(同祭制作プロデューサー / Beats21)

*近日中にBeats21で収支を発表します。
*同じく本サイトで、大城弘明(沖縄タイムス)、垂見健吾森田寛による「写真展」を予定しています。

( 2009/06/07 )

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